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よくある質問

手荒れについて

手袋による手荒れにはどんなものがありますか?

手袋による手荒れには、3種類あります。

ラテックスアレルギー - I型/即時型アレルギー
化学物質アレルギー - IV型/遅延型アレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)
刺激性接触皮膚炎 – 非アレルギー性

ラテックスアレルギー – I型/即時型アレルギー

[原因]
天然ゴムラテックスに含まれるラテックスタンパクは250種類以上あり、その内約20%がアレルゲンすなわちアレルギーの原因となります。アレルギー反応は天然ゴム残留タンパク質に対する反応です。
[症状]
かゆみ、発赤、蕁麻疹、むくみ、発熱、呼吸困難、喘息、気管支閉塞、血圧低下、まれにアナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。接触後、5~30分で発症します。
[解決法]
アレルゲンを極力取り除いた手袋または、合成ゴム製手袋を使用。すべての環境でラテックスとの接触を完全に避けることです。
[注意]
症状がみられた場合には、直ちに使用を中止し医師の診断を受けてください。 他のラテックス製品により、発疹、皮膚炎等の既往歴のある医療従事者は、天然ゴムラテックス製品を使用しないこと。
アレルギー反応を最小限に抑えるためのアンセルの取組みに関する詳しい情報については、こちらをクリックして下さい

化学物資アレルギー – IV型/遅延型アレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)

[原因] 化学物質、主に加硫促進剤に対する反応です。主な化学物質はチウラム、ジチオカルバメート、メルカプトベンゾチアゾール(MBT,DPG)で、これらの化 学物質が製造工程中、濾過工程中に洗浄、除去されない場合、アレルギーの原因物質となります。 医療従事者の化学物質アレルギーの原因の80%が加硫促進剤によるものです。
[症状]
紅班、腫れ、深割れ、かゆみ、ただれ、皮膚の乾燥の症状が、接触箇所のみでなく広範囲に見られる事もあります。接触後、6~48時間で発症します。

[解決法]
加硫促進剤を含まない製品へ変更します。

[注意]天然ゴム製手袋また合成ゴム製手袋に含まれる残留化学物質量は、すべて同じではありません。ある種の合成ゴム製手袋は、アレルギー反応を惹起する別の化学物質を多く含んでいます。

化学物質、加硫促進剤に関する詳しい情報については、こちらをクリックして下さい。

刺激性接触皮膚炎 - 非アレルギー性

[原因]
頻回の手洗い、手洗いブラシ、石鹸、洗剤、手袋のパウダーまた皮膚の乾燥によります。

[症状]
症状はアレルギー性反応と類似した症状を示します。紅班、腫れ、深割れ、かゆみ、ただれ等。

[解決法]
症状が化学物質反応と良く似ているため皮膚科医による診断が必要です。刺激因子を固定し、接触を減らすか、除去します。

放っておくと皮膚のバリア機能が低下して様々なアレルゲンが入りやすくなります。

有害反応のリスクを最小限に抑えるために関する詳しい情報については、こちらをクリックして下さい。

 

ラテックスアレルギーについて

ラテックスアレルギーを発症するリスクが最も高いのは、どのような人ですか?

医療従事者や患者さんの間で、ラテックスアレルギーに対する不安が広がっています。一般人の約1%~2%がラテックスに対するアレルギー体質を有しています。ただし、ラテックスに繰り返し接触することにより、ラテックスアレルギーを発症するリスクは大幅に上昇します1
発症リスクの高い例を示します。

  • 手に湿疹や炎症などが発生しバリア機能が低下している人
  • 複数回にわたり外科的治療を受けた患者(有病率18~37%)2
  • 二分脊椎症を発症している患者‐ラテックスアレルギーの発症リスクが最も高い(有病率20~67%)1
  • 手術室、研究室、血液透析センターで業務を行う医療従事者1
  • アトピー体質

参考文献:

  1. Pollart SM, Warniment C, Mori T. Latex allergy. Am Fam Physician. 2009;80:1413-1418.
  2. Deval R, Ramesh V, Prasad GBKS, Jain AK. natural rubber latex allergy.Indian J DermatolVenereolLeprol. 2008;74:304-31

ラテックスアレルギーに悩んでいるのですが、どの手袋なら使用できますか?

アンセルではアレルギーマネージメントをほどこした手袋をご提供しています。

アレルギー反応を最小限に抑えるためのアンセルの取組み (製品のご紹介)

ラテックスアレルギーと接触性皮膚炎との違いは何ですか?

ラテックスアレルギーI型/即時型アレルギーとは、天然ゴムラテックスに含まれるタンパク質に対する反応です4。通常、このアレルギー反応は、最初に接触してから5~30分という短時間に発症します。一般的な症状をご紹介します。

  • 接触した個所の腫れや発赤。
  • 痒みや炎症などの非特異的症状。

手袋と接触した個所から離れた場所にも症状が広がることがあります。また以下の症状を伴うことがあります。

  • 蕁麻疹
  • 発熱
  • 気管支閉塞
  • 喘息

まれにアナフィラキシーショックを起こすことがあります。

化学物質アレルギーとも呼ばれるアレルギー性接触皮膚炎ーIV型/遅延アレルギーとは、手袋の製造工程で使用する化学物質(加硫促進剤)など、特定のアレルゲンに対する反応です8。その反応は即時型よりも遅く、通常は最初に接触してから6~48時間後に発症します。ただし、その症状は最長で4日間続くこともあります。症状の例をご紹介します。

  • 紅斑
  • 腫れ
  • ひび
  • 痒み
  • 深割れ
  • 接触個所の皮膚の乾燥(接触個所の外部にも皮膚炎が広がる場合あり)

ア レルギーなど、手袋を原因とする炎症に対処するには、正しい知識を備え、適切な管理を行うことが重要です。そのためア ンセルでは、化学物質アレルギーや過敏症に関する検査を受けることをお勧めします。ご自身がラテックスアレルギーや化学物質アレルギー(過敏症)を発症し ている疑いがある場合には、当面の間、合成ゴム手袋や加硫促進剤を使用していない手袋を使用することをお勧めします。

  1. Types of eczema: hand dermatitis. EczemaNet Web site.skincarephysician.com/eczema.net/hand_dermatitis.html. Updated December 7, 2006.Accessed July 20, 2011.
  2. Kjellén MB. Handeksemavlatexfriahandskar [Hand eczema from latex-free gloves].Uppdukat. 2010;2:30-31.
  3. . Rose RF, Lyons P, Horne H, Wilkinson SM. A review of the materials and allergens in protective gloves.Contact Dermatitis. 2009; 61:129-137

 

手術用手袋や検査・検診用手袋にラテックスが含有されているかどうかは、どうすれば判りますか?

アンセルの合成ゴム手術用手袋については、こちらをクリックしてください。
アンセルの合成ゴム検査・検診用手袋については、こちらをクリックしてください。

当病棟で勤務する看護師の中には、ラテックス手袋を着用した際に発疹が出る人がいます。肌が敏感な看護師用として、どの種の手袋を使用すべきでしょうか? 手術用手袋と検査・検診用手袋の両方を必要としています。

医療従事者には、ラテックスアレルギーI型/即時型アレルギーを発症している方が数多 くいらっしゃいます。ただし、医療用手袋に対する反応は、ラテックスタンパク質を原因とするもの以外もあることに注意しなければなりません。医療従事者の 間では、手袋の製造中に添加される加硫促進剤を原因とする化学物質アレルギーIV型/遅延型アレルギー反応も大きな問題となっていま’す。
アンセルでは、手術用、検査・検診用ともに、複数の合成ゴム製品や化学物質を使用していない製品を製造しています。

アレルギー反応を最小限に抑えるためのアンセルの取組み

参考文献:

  1. Types of eczema: hand dermatitis. EczemaNet Web site.skincarephysician.com/eczema.net/hand_dermatitis.html . Updated December 7, 2006.Accessed July 20, 2011.
  2. Kjellén MB. Handeksemavlatexfriahandskar [Hand eczema from latex-free gloves].Uppdukat. 2010;2:30-31.
  3. Rose RF, Lyons P, Horne H, Wilkinson SM. A review of the materials and allergens in protective gloves.Contact Dermatitis. 2009; 61:129-137

 

加硫促進剤とは何ですか?

ゴム(天然・合成)を固めるために硫黄を使用しますが、反応速度(固まる速度)が遅いので、固まるスピードを促進する(早める)ために、使用する化学物質です。

一般的に市販されている手袋では加硫促進剤が含まれているのはなぜですか?

手袋の製造工程では、以下を行うために加硫促進剤を添加しています。

  • 手袋に弾力性(伸縮性)を与える。
  • 手袋の材料に架橋結合を生じさせ、手袋の強度を高める。
  • 手袋の材料が長期保存に対する安定性を備えるようにする。
  • 手袋の製造時間を短縮する。

天然ゴム手袋の製造では、加硫促進剤の使用量に制限はありません。またニトリル手袋やネオプレン手袋、ポリイソプレン手袋などの合成ゴム手袋にも加硫促進剤が含まれています。

アンセルでは、過敏症(手荒れ)にお悩みの方向けに、加硫促進剤を使用していない手術用手袋をご用意しています。

アレルギー反応を最小限に抑えるためのアンセルの取組み

 

化学物質アレルギーについて

使用する手術用手袋を天然ゴムから合成ゴム手袋に切り替えましたが、まだアレルギーに悩まされています。なぜでしょうか?

医療用手袋に対する有害反応(手荒れ等)は、天然ゴムによるラテックスアレルギーだけではありません。したがって、炎症を引き起こすその他の原因についても知っておく必要があります6。 その他の有害反応の例としては、化学物質アレルギーIV型/遅延型アレルギー、刺激性接触皮膚炎─非アレルギー性等があります。これらは、手袋製造の際に 使用される様々な物質に対する反応によるものが多いですが、石鹸や手洗い消毒、ザラザラしたハンドタオルを使用した場合にも、有害反応(手荒れ等)が生じ ることがあります。アレルギーなど、手袋を原因とする炎症に対処するには、正しい知識を備え、適切な管理を行うことが重要です。そのためアンセルでは、化 学物質アレルギーや過敏症に関する検査を受けることをお勧めします。

アンセルでは、天然ゴムラテックスや加硫促進剤を使用していない手術用手袋など、過敏症(手荒れ)にお悩みの方向けの製品を厳選してご用意しています。

 

「職業性刺激性接触皮膚炎」との診断を受けました。どのタイプの手袋を使用するべきでしょうか?

接触性皮膚炎や化学物質アレルギー(過敏症)としても知られる職業性刺激性接触皮膚炎(IV型アレルギー)は、手袋の製造中に添加される化学物質(加硫促進剤)に対する免疫反応です。アンセルでは、加硫促進剤を使用していない手袋の使用をお勧めしています。

アンセルの、加硫促進剤を使用していない合成ゴム製手術用手袋は、アレルギーを予防する優れた対策が実施されており、ラテックスアレルギーや、加硫促進剤を原因とする化学物質アレルギーIV型/遅延型アレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)に悩む医療従事者にも、快適にご使用いただくことができます。

 

手術室看護師としての業務で手袋を着用するのですが、その際に発疹が出ることがあります。ただし、ラテックス手袋を使用した際に必ず症状が出るわけではありません。もしラテックスアレルギーではないとしたら、このような反応の原因としては何が考えられるでしょうか?

ラテックスアレルギー以外にも、アレルギー反応の原因があることに注意しなければなりません。「発疹」は化学物質アレルギーIV型/遅延型アレルギー(接触性皮膚炎ともいいます)でもみられる症状です。化学物質アレルギーとは、手袋の製造工程で使用される化学物質(加硫促進剤)など、特定のアレルゲンに対する反応です8
ア ンセルの加硫促進剤を使用していない手術用手袋は、アレルギーを予防するための優れた対策が施されており、ラテックスアレルギーや、加硫促進剤を原因と する化学物質アレルギー(IV型/遅延型アレルギー)に悩む医療従事者にも、ラテックス手袋と同じように快適にご使用いただくことができます。
ネオプレン製品ダーマプレン パウダーフリーは、加硫促進剤に対する化学物質アレルギー(IV型/遅延型アレルギー)に悩む医療従事者向けの製品として、保護対策が強化された製品です。

参考文献:

  1. Heese A, v Hintzenstern J, Peters K-P, Koch HU, Hornstein OP. Allergic and irritant reactions to rubber gloves in medical health services. J Am AcadDermatol. 1991;25:831-839.
  2. Kjellén MB. Handeksemavlatexfriahandskar [Hand eczema from latex-free gloves].Uppdukat. 2010;2:30-31.
  3. Rose RF, Lyons P, Horne H, Wilkinson SM. A review of the materials and allergens in protective gloves.Contact Dermatitis. 2009;61:129-137

 

製品について

最近手術用手袋の二重装着を推奨していると聞きましたが、それはどうしてですか?

近年、海外では(もちろん日本でも)手術用手袋の二重装着を選択する外科医及び看護師 が増加しています。その背景としてB型肝炎ウィルス (HBV)、C型肝炎ウィルス(HCV)、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)といった血液感染性病原体への曝露に対して、外科医や看護師がより有効な防衛手 段を必要としていることが挙げられます。
世界保健機構(WHO)によると、全世界の医療従事者約3,500万人のうち、血液感染性病原体に曝露 される人は、およそ300万人。そのうち200万人 がHBVに、90万人がHCVに、17万人がHIVに経皮的に曝露されているといわれています。中でもB型肝炎は罹患率が高く、感染率はHIVの約100 倍。慢性保菌者は世界で3億5,000万人にのぼり、ウィルス感染においては年間最大200万人が死亡、世界の主要死亡原因の第9位になるなど、深刻な疾 患の一つです。

  • 装着前から存在するピンホール
  • 手術中の穿孔、破損
  • 長期装着、化学物質による劣化及び水和作用 

詳細に関しましては、営業担当または、こちらまでお問い合わせください。

 

二重手袋と術中交換はどちらが大事ですか?

二重交換も術中交換もどちらも大事です。なぜなら、ピンホールは、手術前にも起きている可能性があります。 また、交換する手袋にピンホールが起きていると、感染する可能性もあります。つまり、術中交換だけでなく二重手袋は必要です。さらに、手術時間が長くなる と、ピンホールの発生率が上がりますので、二重手袋にしていても、外側にピンホールが起きてしまうと、バリア性が損なわれ、感染する可能性があります。つ まり、二重装着だけでなく、術中交換も必要となります。

術中交換を手術を行うスタッフ全員が意識するいい方法はありますか?

スタッフ全員の意識づけの取り組み例

背景

平成21年9月から手袋交換表を導入していたが、1年後状況を確認すると、交換表記入率74%、交換実施率15%という結果

目的

術中交換を積極的に行えない原因を明らかにした上で対策を行い、手袋交換実施率を上昇させる

方法

術中手袋交換に関する意識調査(アンケート)

改善策として「新しい手袋交換表」の試用及び活用状況調査

 

アンケート結果(旧記入表使用時)

手袋交換を積極的に行えない理由 n=10

手術交換を行っている看護師

 

  • 術式により、目安の交換時間が経過するに、医師に声をかける
  •  術中交換が近くなったら、医師、看護師の手袋を術野に出し、スムーズに手袋交換を行える環境を整える

 手術集中時には声をかけず、交換を行えそうなタイミングを見計らう
 

  • 手袋交換記入表を変更

 

  •  医師・器械出し看護師の名前
  •  手袋サイズ
  •  交換時間

旧記入表

 

 

下記を新記入表に追加

 

  •  手袋装着時間
  •  診療科ごとの交換タイミング
  •  医師の手袋サイズの一覧表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新記入表作成後の結果

 

  •  対象:導入後一か月間に行われた3時間以上の手術

          記入率:100%

          交換実施率:85%(導入前は48%)

  •  ほとんどの看護師が無菌操作の維持に努め、感染率を低減させるよう積極的になった
  •  医師も、「手袋交換しようか」など、声をかけてくるようになった

 

 

 

 

 

 

 

 考察

 

  •  術中交換の目的を常に意識し、チーム・スタッフ全員で取り組むことが重要
  •  重要性をスタッフ全員が理解するために、感染対策係がリーダーシップをとっていくことが重要

 

 

 

タイムアウトのような全員が手を動かさないときに声をかけるとスムーズな交換ができると思われる。

 

参考文献:

手術医学 2012 一般演題148 岐阜大学付属病院手術部

 

アンセルの手袋は、他社と比べて違う点は何ですか?

アンセルでは、手袋の製造に関して下記のことに注意し、製品の製造を行っております。

  • 原材料を選択する際に、手荒れを起こしにくい原材料を選択しています。
  • ラテックスアレルギーや化学物質アレルギーの原因となる手袋に残留するタンパク質や化学物質を洗浄するために、独自で開発した特別洗浄(P.E.A.R.L)を通常の工程に追加して実施しています。
  • 手袋メーカーとして、ISO9001, 13485を取得した『研究・開発部』を自社で持っているため、新製品の開発、既存製品の改善、テストなど、行うことができます。

このように、アンセルの手袋には、手に優しい原材料が選択され、製造工程でラテックスアレルギーI型/即時型アレルギーや化学物質アレルギーIV型/遅延型アレルギーを極力減らす工夫がされています。

詳細に関しましては、営業担当または、こちらまでお問い合わせください。